KATO’ 10th Anniversary Interview
Published in Sunday, July 26, 2009 from Yotsubashi Store

ブログをご覧の皆様こんばんは。
今回はKATOの取扱いを初めて何と、10年が経ちます。
KATOはブランドの立ち上げ当初から付き合いのある思い入れの深いブランドの一つでもあり、
2009年秋冬アイテムのデリバリーを間近に控え、
KATOのデザイナー、加藤博さんに登場して頂く事ができました。
- — まずはじめに2009年秋冬の見どころを教えてください。
- まずKATO’ブランドの10周年を記念してMade in U.S.A.のデニムパンツです。アメリカ生産はブランド初の試みですが、非常に良いものが出来上がりました。
今まで重なる部分のあったKATO’とAAAの両ブランドの境界をよりはっきりと区別しました。KATO’では遊び心を取り入れた、シーズンごとに変化していくコレクション。AAAはオーセンティックなアメリカを意識したシンプルでクオリティの高いアイテムをラインナップしています。買い替えの効くアイテム(定番商品)も増えています。
- — ブランド名をKATO’にしたのは?
当初、つくりたいものありきでスタートしていたので、ブランド名を決めていなかったんです。どんなブランド名にしようかと友人たちに相談したりしていました。確かRRLにいたクリスティンという女性だったと思うのですが「KATO’で良いじゃない」と。最初は「加藤」は日本ではよくある名前だし、全然インパクトがないなと感じていました。話しているうちに「SUZUKIのバイクもあるじゃない」という話になって。なるほどなあ、じゃあ「KATO’」で行こうと決めました。今になってみると、「KATO’」で良かったなと思っています。
- — 自転車に乗るときに着たい服ということで「パストンブルー」を始められましたよね。服づくりのアイデアは趣味や日頃の生活から得られることが多いのですか?
僕がつくるのは日常着です。お洒落過ぎたり、固過ぎたり、定番過ぎず、ちょっと遊び心があるものをつくりたい。若い頃は人に着せるものをつくっていましたが、最近では自分が着たいと思うものをつくるようにしています。どちらかと言うとミーハーで新しいもの好きなので、その時々の趣味からアイデアを得ることが多いです。
- — 若いスタッフやお客様の意見を取り入れることはありますか?
- 全く聞いたことないです(笑)。デザイナーのわがままではなくて、聞き出すと切りがないのと言葉のやりとりではイメージに微妙なズレが生じてしまうからです。だから、お店に頻繁に顔を出してお客さんの反応を見たり、コーディネイトを参考にすることが多いですね。僕らが意図してない組み合わせでも、妙にかっこいいなあと納得させられることもあります。聞くことよりも目で見て感じることを大切にしています。


- — 長い間、洋服をつくられてきましたが、服以外につくってみたいものはありますか?
- けっこうありますよ。例えばゴルフクラブ。かっこいいのが少ないんですよ。あるにはあるんですが、いかにも難しそうな感じがする。もっと簡単なクラブでかっこいいのがあってもいいのになと思っています。
あとは家具ですかね。簡単なもので、日用品感覚で普段使えるもの。お店の什器とかって別注したりするでしょ。自分が実際に木を切ってつくるというのではなくて、オーダーメイド感覚のものです。
- — 加藤さんが影響を受けた人や尊敬する人は居ますか?

一緒に働いた人のなかですと、アートディレクターのトム・アドラーさんですね。RRLの本のアートディレクションしたり、サーフィン関連の本出したりされている方です。トムさんがご自身のブランドの仕事(アパレルブランドも運営されていた)で京都に来られたときに一緒に働く機会がありまして。当時はそんな有名人だと知らなかったんですが…。
うちのカタログのイメージとも近いのですが、うまく余白をつかったシンプルなデザインテイストで。そういうデザインの元祖的な存在の人なんです。アメリカにもこういうセンス持ってる人がいるんだなと感じたのは、後にも先にも彼だけですね。
- — 加藤さんにとっての定番アイテムを教えてください?

やっぱりスニーカーです。毎日履くわけではないですが、コンバースやアディダスが好みです。
季節がら外せないのが、今日着ているようなカーディガンです。エアコンが効く夏場は、屋外と室内での温度差が激しいことが多いですから。
あとはトートバッグですね。今メインで使ってるのはブッテロのものです。ガサッと入れれて、楽じゃないですか。
と、一時間ほどのインタビューを終え、その後事務所近くの加藤さん行きつけの焼鳥屋へ向かい、
最後はチームキットメンバーも集まり楽しく酒を呑んで呑んでまいりました。
そこで見つけたのはなんと、KATOのエプロンをまいたスタッフ。
なんでもワンウォッシュの状態から使い込んでいるようです。

北山にKATOが根付いているんだなぁ~と少し感動してしまいました。

加藤さんのインタビュー、如何でしたでしょうか。
ブランド名の由来やら、加藤さんの趣味など、普段聞く事の出来ないお話を聞く事が出来、
自分達にとっても楽しい機会になりました。
今シーズン節目の10年を迎えるKATO、要注目です。
今回は特別に2009年秋冬の新作をお借りする事が出来ましたので、以下URLよりご覧下さい。
ご予約もして頂けます。